いざという時の為に供花のマナーを語る日記帳

2019年06月01日

生前葬ではどんな葬儀が行われるのか

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生前葬とはその言葉のとおり自分が亡くなる前に行う葬儀のことです。従来の葬儀とは異なり本人が喪主として参加ができるため、葬儀の内容や参列者の選定、規模の決定などを自分自身で決められます。例えば趣味で作ったものを葬儀の時に個展のように展示して参列者に見てもらったり、従来の暗い雰囲気のものではなくパーティーのような明るい葬儀にもできるなど、自分の思いどおりの葬儀をすることが可能です。

内容としては、葬儀社のスタッフによる司会進行で、開式の言葉・主催者挨拶が行われます。それから個人の自由でビデオやスライドなどを流し、来客の挨拶やスピーチが行われ、その後会食で来客へ感謝の意を述べたりお別れの言葉などを交わしていきます。

生前葬は自分の死後に遺族に負担や迷惑をかけずに葬儀が執り行えるというメリットの他にも、自分の葬儀を生きているうちに行うことで、死と向き合うことでいままでの人生と向き合い、心をリセットしてこれからの人生へと歩みだす通過儀礼としての役割や、亡くなる前に直接家族や親しい間柄の人達に感謝やお別れの言葉を言う場としても機能します。

生前葬を行った後に実際に亡くなった際には家族だけの密葬となります。